当院のリハビリテーションについて
当院は整形外科、ペインクリニック内科で診療を行っているため、多くの患者さんが運動器疾患を抱えています。運動器疾患のある患者さんには理学療法を行います。
理学療法に精通した療法士が理学療法士・作業療法士(国家資格)です。当院では運動療法に精通した理学療法士による運動器リハビリテーションをご提供しています。
運動器疾患のリハビリテーションには、昔から様々なアプローチがありますが、当院では科学的な根拠に基づいた治療を行っています。当院では、常勤理学療法士5名・常勤作業療法士1名による運動療法を毎日実施しており、日々患者さんを診療しています。
リハビリテーションとは
リハビリテーションとは、疾患などによって失われた身体機能を再び取り戻すための手法です。もともとは障害者のための職業訓練として発祥しています。
理学療法、作業療法、言語療法の3種類があり、患者さんの状況に合わせて使い分けることで、その方に合ったアプローチをしていきます。
リハビリテーションに用いられる器具
リハビリテーションに用いられる器具には、以下のものがあります。
- 施術ベッド
- 全身鏡
- ストレッチマット
- 歩行訓練用平行棒
- バランスボール
- バランス訓練用マット
- ゴムバンド
- 握力計
- Power plate(パワープレート)
リハビリテーションメニュー
リハビリテーションのメニューは患者さんごとに異なりますが、当院のリハビリテーション室で行われているメニューの一例を紹介します。
- 筋力増強訓練(筋力トレーニング)
- 関節可動域訓練(ストレッチ)
- 歩行訓練
- 姿勢矯正
- ホームエクササイズ指導
患者さんの状況に応じて、療法士が必要なもの不要なものを取捨選択し、効率の良いリハビリテーションメニューを作成します。また、患者さんからのご要望で一部のリハビリ内容を変更することも可能ですので、担当療法士までお気軽にご相談ください。
当院で提供していないリハビリテーション
当院で提供していないリハビリテーションには、以下のものがあります。
- マッサージのみの施術
- トレッドミル
- エアロバイク
- マシントレーニング
- 手技その他による骨盤矯正(全身鏡を使った姿勢矯正はお受けになれます)
- 機械による牽引治療
- 電気治療
- 温熱治療
- 超音波治療
- 診察なしでのリハビリテーションの提供(リハビリには必ず医師の診察が付きます)
特に当院で力を入れているのが、ホームエクササイズの指導です。リハビリに通っている時だけ運動を行ってもリハビリによる治療効果は出にくいので、日々の継続的な運動が非常に重要です。ホームエクササイズの指導をさせていただきながら、理解度に合わせてメニューを徐々に増やして、ご家庭でも積極的に運動を実施していただきます。